□図面上では問題なさそうだが・・・。
実測図は語る違反は「制限高さ」オーバーだけではなかった!の中で、拙宅は「確認申請や請負契
約」の図面と建物の配置が違う事を、記しました。本来ならあり得ない事です。
ましてや静岡県建築士会・伊東支部の対外渉外委員長の役職にある、巨匠・菊間建築士が設計・監理し
ています。
施工は伊東で創業80年を誇り、伊東建設業協同組合の技術員である佐藤建設が責任管理の下、行わ
れていたのですから。
ウッド・デッキ”は16センチも寸法不足!施工は日曜大工以下!!(1)で、ウッド・デッキは居室の天
井高さ同様、無断で縮められていた事は、お分かりいただけたと思います。
今度は、デッキの足元の「束石(基礎)」は、どうなっているのでしょうか。検証してみます。
図1は、「基礎伏図」、ウッド・デッキの基礎部分です(赤く囲んだ部分)。
図1 赤く囲んだ部分がウッド・デッキの「基礎」
図面で見る限り、整然と「束石」が並んでいます。図面で見る限りは、何ら問題はなさそうです。さすが、巨
匠・菊間建築士の設計図面だと、思います(笑)。
図2は、図1の「基礎伏図」に「平面図」を一部加工して、重ねたものです。ウッド・デッキの束石の場所が
よく、分かります。それでは、現場はどの様な施工がされたでしょうか。
図2 「配置図」に「基礎伏図」を合成し現場と照らし合わせると・・・。
□ウッド・デッキの束石は数が足りません
見えない箇所の施工もいい加減な伊東の建設業者ですが、目立つ所も、堂々と「請負契約図面」と違う施工でした。
何だか「やけくそ状態」で、家を建ててる感じですね(笑)。
こんないい加減な事をしていても、工事監理者の巨匠・菊間建築士は施工会社を咎めるでもなく、不問にするだけ
です。施工会社がどんなに手抜きをしようとも、「請負契約図面」と寸法や仕様が違っていても、巨匠は何も云いま
せん。施工会社は巨匠・菊間建築士にとって、大切なお客様ですから(笑)。
正面から見たウッド・デッキ。図2と見比べると、横に並んだ「束石」の数が一つ足りない事が分かる。7個必要なのに、実際は6個しかない。さすが伊東市の建設会社は、目立つ部分も堂々と請負契約図面と違う施工をする |
それにしても、ここまで来れば、立派としか云い様が無い施工のオンパレード(笑)。伊東の建設業者の中でも、
トップクラスのいい加減さ。巨匠・菊間建築士が監理をすれば、どんなにひどくても、無問題の様です。
こんな施工を見て、貴方は伊東で家を建てる時に、地元の建設関連業者を使えますか。
この部分は本来、もう一列「基礎」が必要となる箇所。2列で過重を支える仕様なのだが、重量配分なんかは、関係ないらしい。都合、6個の基礎が省略されていた。伊東の建設業者では、当たり前の事なのか | 伊東の建設業者は荷重を支える「基礎」をアクセサリーとしか、考えていない様だ。赤丸に注目していただきたい。荷重を支える役目が、出来ない。束石の間隔もめちゃくちゃである |
伊東の業者は民生品を 使います |
おまけにその束石は、頑丈に固めるでもなく、適当に固定されていました。しかし、もっとお粗末なのは束は
束石に固定されていない箇所もあり、手で触っただけで倒れてしまいました。
いやはや伊東の建築業者は目立つ所でも、手を抜いてしまうのですね。感服します。
しかし、「杜撰な工事」は建築で一番大切な基礎工事にも、隠されていたのです――。
建築にとって、致命的な「基礎の偽装、欠陥工事」。この恐ろしい事実は、別章で述べたいと思います。
触っただけで、倒れた束。この程度の手抜きなら、微笑ましいものですね | 伊東だから許せる?! 伊東ならあり得る?! 杜撰な施工だとは思いませんか |