他社が手掛けた物件を「自社で建設」と
HPに載せていた佐藤建設の行状! (1)

□他社施工の物件を「自社施工」と偽る佐藤建設

住宅展示場には、中堅、大手のハウスメーカーと呼ばれる住宅メーカーが、趣向を凝らしたモデルハウスを建てて、
多くの来場者の関心を集めています。

伊東建設業協同組合が誇る、佐藤建設の様な地場工務店と呼ばれる建設会社は、当然、住宅展示場にモデルハ
ウスを持つような余力が無いため、口コミやインターネット等により顧客の獲得をしています。

伊東の建設業界をリードする佐藤州彦率いる佐藤建設ですが、ご多分に漏れず住宅展示場にモデルハウスを持っ
ていませんでした。やはり主にインターネットに頼っていた様です。

同社の公式サイトを見ると、最盛期の平成19年度には、何と年間12棟もの施工をしていた事がわかります。

拙宅は平成19年度の施工実績に一時期、掲載されていましたが、削除していただきました(笑)。欠陥住宅の見本の
様な家を載せておいて欲しかったと、思います。

さて、佐藤建設のホームページには、平成16年からの「新築施工実績」が掲載されています(図1)。

図1 佐藤建設ご自慢のHP。魅力的な“自社施工”が並んでいるが・・・。

美辞麗句を並べ連ねた新聞の折込広告より、ネット上の画像を見た方がより、リアルで鮮明です。ましてや私たちの様な
移住者は、地場の工務店を知るのにネットの情報が手っ取り早いですよね。


さて、「菊間・佐藤事件」の調べを進めるにつれて、佐藤建設の施工以外の“イカサマ”を知ることになりました。
それは『他社が施工した新築施工例を佐藤建設が施工した』として、堂々とご自慢のホームページに掲載してい
たのです!

こんな“パクリ”行為が許されて、良いのでしょうか。それでは早速、検証してみましょう。図2は、佐藤建設が平成
16年に“自社が施工した”とされる新築物件ですが、ここでは拙宅と同じ伊豆高原に建つ、赤く囲んだ「M邸」に注
目です。

図2 魅力的な物件が多く掲載された平成16年の新築施工例。年間9棟も、手掛けているらしい


「伊豆高原 M邸」をクリックすると外観の別アングルと共に、室内も見ることが出来ます(図3)。施工は杜撰な佐藤建設ですが、
ホームページは、丁寧に作られている印象が持てます。広告・宣伝要員として、大阪デザイナー学院グラフィック科を卒業した人物
を、入社させただけの事は、ある。


図3 伊豆高原 M邸の詳細。本当に「あの」佐藤建設が建てたのだろうか。素晴らしい出来栄えだ

それでは、図4をご覧下さい。これは関東にある、準大手建設会社のホームページからの転載です。同社を仮に、C社と
しましょう。C社が手掛けた「伊豆高原 M“様”邸」を、紹介していますが、何と佐藤建設のホームページの物件と全く、同じ
なのが、お分かりいただけると思います。

私はある方法で(笑)、この佐藤建設の“パクリ”を知ることができたのです・・・。

佐藤建設はなるほど、「私文書偽造・同行使(別章で記載します)」を、平然と行う会社です。他人が施工した物件を自社
施工と言う事など、罪の意識なんて全く、感じていないでしょう。

伊東建設業協同組合の技術員の佐藤建設。他社が手掛けた新築物件を、“パクる”事を他の組合員にも、推奨していたの
でしょうか。

図4 関東の準大手建設会社のHP。“パクリ”は一目瞭然である! ここまでやるか佐藤建設!!

それではより、分かりやすくするため、佐藤建設の“パクリ”物件画像と、C社の画像のを並べてみましょう。左側の画像が
C社です。全く、同じ物件です!

関東にあるC社が新築したM“様”邸 佐藤建設が自社施工したというM邸


構造やポイント等の説明文も念のため確認してみましょう。佐藤建設はご丁寧に「完成日」まで、書いてあります。大した
熱の入れ様です。他社が手掛けた物件を、佐藤建設では「自社物件」として宣伝する。こんな事が平然と行われて良いのだ
ろうか。

私は“物件”をパクられた建設会社に連絡して、状況を説明するとともに、なぜ、佐藤建設が室内の画像を撮影できたかを、
聞いてみる事にした。

C社のM“様”邸の説明文 佐藤建設のM邸説明文


□佐藤の醜態に困惑するC社長

私は「伊豆高原 M様邸」を本当に手掛けたC社の社長と話をする機会に恵まれ、佐藤建設のHPに施工事例として、外観、
室内の画像が掲載されている事を告げました。

C社の社長は長年、大工として働き、現在は大勢の職人を束ねる工務店を経営し、盛業中とか。社長は遠方の現場でも決し
て、外注に「丸投げ」をせず、自社の大工を派遣するという。

そんなC社と、長年付き合いのある顧客の一人が、伊豆高原に転居したいとの事から、C社は大工の派遣先を探していた所、
C社と佐藤建設がたまたま加盟していた建築関連の団体の、伊東支部員だったため、たまたま空いていた佐藤建設本社の2
階を竣工まで間借りしていただけの関係だそうだ。

佐藤建設の職人は一切、「伊豆高原 M邸」建設に関与していないことが分かった。

C社の社長は『同業者として、(パクリは)許されない! 施主にも迷惑が掛かりかねない』と、憤りを隠せない。また、画像の削
除を要請するというが肝心の佐藤建設には、一切、連絡が付かない状況だ(詳細は別章で記します)。

良心の欠片も無い佐藤建設のパクリ。私の両親を騙し、「一千万円」もの大金を借りて、何の連絡も無く、返済を数ヶ月遅れる
のは、至極、当たり前の行動だったのかも知れない。

伊東の建設業をリードする、佐藤州彦率いる佐藤建設。人を騙すのは、どうやらお手の物の様です。

私は他にも“パクリ疑惑”があるのでは、と思い調べてみる事にした。『他社が手掛けた物件を「自社で建設」とHPに載せ
ていた佐藤建設の行状! (2)
』では、ある行政府に残されていた資料の開示により判明した、佐藤建設の新たな“闇”の一
部分=「顧客獲得にパクリまでやる醜態」を、ご覧いただきたいと思います。


他社が手掛けた物件を「自社で建設」とHPに載せていた佐藤建設の行状!(2) 

inserted by FC2 system