これが80年の歴史を誇る佐藤建設“匠の技”だ!
伊東市・荻に本社を置く、佐藤建設。現社長の佐藤州彦で3代目と言う。同社の公式ホームページには次の様な件があります。『自然素材をふんだんに使った「本物の家」を創りあげます。』と。ここでは佐藤建設の謳うところの“本物の家”とは、何かを写真で検証してみたいと思います。同社のホームページは、次の様な文言で締めくくられています。『家族が本当に健康で幸せになる「本物の家」を技術力を結集して、設計施工致します』――。残された数百枚の写真を手に取りながら、ある建築士は『悪徳業者は、建物の見えない場所を抜け目なく、ずるがしこく偽装し、手抜き工事をするんですよ』と、私に告げました。自然素材を使う佐藤建設ですが、「木(気)くばり」が出来ない会社だったようです。

上棟式(8月6日)の翌日、撮影した拙宅です。養生シートの不備はもちろんですが、これから使う木材も地上に散乱したままです。

「現場の整理整頓が出来ていない業者は、起用しない方が良い」の言葉がそのまま、当てはまるのが“老舗の佐藤建設”の様でした。真夏の炎天下、養生シートで覆いをしていない木材は痛み放題になります。

また、ガレージの上の部屋は、「上棟式」に立て込みが間に合わなかっただけでなく、柱を2本立てたのみで放置してしまいました。こんな無防備で、8月末近くまで職人は誰一人、来ませんでした。

佐藤社長は私たちに「他の現場が忙しいから」の一言です。当然でしょうけど、巨匠の菊間建築士も「見てみぬふり」です。建築のプロであるお二人とも、上棟式の定義をご存じで無かったようです(笑)。

道行く人も「大変な業者に当たってしまわれた様で、同情します」と同情してくださいました。

「基礎パッキング工法」を取り入れていますが、あまりにも素晴らしい工法に、思わずため息が出ました。地震が多く高温多湿な日本には最適な工法なのですが・・・・。

900ミリピッチの施工がベストらしいのですが、拙宅ではとりあえず並べているだけで、おまけに基礎からはみ出ていても、職人は知らん顔。職人に聞いても、「どこに問題があるんだ!」と、怒られました。

当然、巨匠・菊間建築士は、不問にしています。従来の換気口と比較して約1.4倍の通気性能があり、基礎内部を常にドライな状態で保つ事が出来る「基礎パッキン工法」。

基礎立上り部分に換気口を設ける場合に比べ、基礎をより丈夫なものとする事が出来るはずなのに、残念です。

柱と土台を接合する厚さ0.6ミリの仕口金物。仕様書には「必ず専用ビス(YA-S45)を使用の事」とありますが、ビスが全く入っていませんでした。

仮止め爪だけで付けてます。耐力は当然、ありません!

数あるジャンカ箇所の中から、比較的程度の“軽い場所”をご覧い下さい。ジャンカは、断面性能の低下、コンクリートの中性化、鋼材の腐食の促進などの影響を及ぼします。

建物の安全性や耐用年数に、重大な問題が生じます。

「台風9号」の上陸が予想されるため、佐藤建設に対して再度、厳重な養生を頼んでいたのですが全く無視された結果がこれです。あちらこちらから雨水が浸入し、柱をはじめ様々な部材が痛めつけられました。交換を希望したのですが、佐藤建設は「(部材は)変色していても乾燥したら問題が無い」と、要望は聞き入れられませんでした。

台風の後、2日後に来た豪雨で、再び雨の餌食となった拙宅は、もう、目も当てられない状態になったのです。


この様な複雑な“場所”のルーフィングを、張る方法を知らなかった様です。この施工では、雨水を防ぐ事はできません。佐藤建設は、職人の育成をしていたのでしょうか。それとも、引渡しさえ終えてしまえば後で何が発覚しても、責任なしの姿勢を貫けるからでしょうか。


床下をめくると、信じられない光景が目に飛び込んできました。「基礎」部分ですが、相変わらず、ジャンカが目立ちます。佐藤建設は加えて床下の木屑をそのまま放置していました。木屑はシロアリの餌になってしまい、それを足がかりに建物にまで被害が及んでしまいます。

これが静岡県伊東市で一流を冠する「巨匠・菊間建築士」と「老舗を誇る佐藤建設」の実態です。建築主の意向を酌み、施工会社に的確な指示を出すはずの「監理者」である巨匠・菊間建築士

その指示を顕著に受け止め、施工会社として恥じぬ工事を施さなくてはならないもう1人の「管理者」である佐藤建設・佐藤社長

貴殿らの行動に同じ伊東市の業者の多くが、嘆いていると聞いています。先日、匿名のメールが私宛に届きました。

その方は『「告発サイト」に名前が挙がっている建築士と施工業者は、もう、この地(伊東)から出て行ってくれ!』とまで、私に訴えましたが、申し訳ないのですが私はこのサイトを消す考えはありません。失礼ながら、業者間で自浄能力を発揮されてはいかがでしょうか。なぜなら、この様な被害を訴えるのは、私たち家族だけでは、無かったからです。

この告発サイトを通じて、「私も被害に遭いました」旨のメールを、多くいただきました。首都圏から来る方々にこの事件を周知し、事件の再発の一助になればと思います。加えて、菊間と佐藤には猛省を促す事をしたいからなのです。

改めて、お二人に問いたい。貴殿らに対して、私たち家族は何かしたのでしょうか――。
耐力壁は最近、注目を集めている「ケナボード」を使用しました。このボードはケナフという「草」の繊維から出来ており、ホルムアルデヒドの発生を抑え、国土交通省認定のF☆☆☆☆を取得し、壁倍率は2.8倍もある製品です。このケナボードを含め、耐力面材は「N50」という釘で留めなくては、ならないのです。確認すると「FN50」という梱包用の釘が使われていたようです。

巨匠・菊間建築士は私に『同梱された“釘”を用いたから、間違い無い!』と、言い切りました。しかし、ケナボードを提供しているメーカーでは『(釘の)同梱? していませんよ!』と言い、わざわざ、大阪から施工マニュアルを始め、「N50釘」を持参してくださいました。さすがに一流メーカーは違います。懇切丁寧に色々な事を教えて下さいました。

それにしても、釘を打つピッチもデタラメの佐藤建設では拙宅の施工後、メーカーの研修に出向き、ボードの施工方法を学んだそうです。拙宅は実験台だったのでしょうか。

写真で見ると、なんと手でちぎった場所が有ったりします。もう、小学生の工作以下です。しかし、どうしてここまで、メチャクチャな仕事ができるのでしょうか。ただ、はってるだけ。これが“匠の技”なのでしょうね(笑)。

8月28日、建て方の作業をやっと再開しましたが、養生をしていないので基礎底盤に「雨水」がたまっています。職人は泥水をポンプで汲み出すでもなく、「汚い部分」には背を向け、休憩(?)しています。

そもそも、「フラット35」の仕様書には“基礎底盤には水抜き孔を設置”と、あります。

この“水抜き孔”を設けていない事は、後々、「台風9号」(9月7日)の時、豪雨により、底盤はプール状態になってしまい、大量カビの発生を生む事になりました。

基礎底盤の雨水は、なかなか乾燥しないようです。赤いラインまで、水が溜まっていました。

佐藤社長は「(これは)人災です」と言いながらも、終始、逃げの姿勢を貫きました。立派ですね。


土台下の基礎がありません!土台は「空中に浮いて」います。土台と基礎伏図の整合性がない事に気がついたプレカット業者から指摘を受けるものの、巨匠・菊間建築士と佐藤建設は無視しました。

巨匠と佐藤建設のコラボは、素晴らしい作品を生み出してくれています。もちろん、床の耐久性に色濃く繁栄されます――。


ビデオより。「台風9号」(9月7日)で、屋根のルーフィングが破れてしまい、野地板がむき出しになっています。

しかし、佐藤建設は現場に来るでもなく、この状態のまま、数日間放置しました。あれほど、「養生をしっかりやってください!」と、言っていたのですが、私たち建築主の声は最後まで、同社には届きませんでした。


上のビデオ画面にあったルーフィング破れの補修方法です。正直、戦慄が走りました。これが、伊東の業者の実態? 巨匠・菊間建築士が監理している現場?!

台風で吹き飛んだルーフィングを再利用し、足りない部分は違う部材で継ぎはぎ施工。佐藤建設の数々失態にもう、ガマンも限界でした。しかし、佐藤建設は「問題ありますか?」と、私たちに言い放ったのです!


2階部分です。雨水新入後、適切な処置を施さなかったおかげで、室内のあちらこちらにカビが発生してしまいました。先にも書きましたが佐藤社長は私たちに、口では「(言われた養生をしなかったため)人災です」と言っておきながらカビの除去をしようとはしませんでした。

私たちの再三の申し入れにやっと、重い腰を上げた時にはすでに遅し、カビは一気に増殖してしまいました。結局、カビの除去は私たちで個人の専門家にお願いしましたが、初期段階を過ぎており、完全に取り除く事は出来ませんでした。

両親から契約前に『1千万円」を借り入れし、返済を遅れた人がやる事ですかね。両親の援助で佐藤建設は潰れなかったと聞きます。許せませんね、この輩の事を――。



Copyright(c) Kokuhatu Press.
1 inserted by FC2 system