伊東市主催「気になる住まいの相談会」
佐藤建設の嘘はここから始まった!

   伊東市情報公開条例第9条第2項の規定により、取得した「公式記録」。
   役所には佐藤建設社長 佐藤州彦氏直筆による文書が残されていました。


    □舞台は伊東市役所

    両親は伊豆高原に希望に適う土地も見つかり、日々、建設現場を見ていたい。そんな考えから伊東市・川奈
    (ゴルフ場で有名な場所です)に仮住まいを始めていました。家を建てるに当たり、ハウスメーカーの採用も一
    時はありましたが当初の予定通り、注文住宅に決定しました。伊東市に知己が居ないため、肝心の建設会社
    は、伊東市主催の『気になる住まいの相談会(現在の住まいづくり相談とは別)図1』に出向き、紹介して貰う
    事にことにしたのです。

    市の「広報誌」にも掲載されていた「気になる住まいの相談会」。その時の伊東建設業協同組合員の佐藤建
    設社長・佐藤州彦氏でした(後日、知ったのですが会場にはリフォーム詐欺対策の相談員として建築士の菊
    間氏も同席していたのです。笑えますね)。
    
    さて、私が開示請求で得た資料をご覧下さい。
   
    図2
の「今後の対応の項目」に、「組合より“5社程度”郵送にて紹介の予定」と記されています。
    後日、この文言が組合を巻き込んだ大騒動に発展するとは――。
     

  

図1受付で建築計画がある旨を告げると、「(伊東)建設業協同組合」のブースへ通されました
 

図2 相談員として佐藤建設社長・佐藤州彦が直筆記入しています。当時、同氏は組合の中で「技術員」という肩書きだったそうです


    この「気になる住まいの相談会」は役所は会場を貸すだけで、業者の信用や与信調査等は一切、していません。
    両親は市に対して電話で(建設)業者の斡旋をお願いしたところ、「(電話での紹介は出来かねるので)住まいの
    相談会に来場して欲しい」と言われました。その時両親は、市役所で開催されるのだから、“安心出来る業者だけ
    だろう”と、誤信する結果になったのです。
    


   □組合事務局員を名乗る女性は一体誰?
   
   「気になる住まいの相談会」から2日後、伊東建設業協同組合を“名乗る”女性から電話がありました。
   『先日のご相談会でお申し出いただいた件ですが、○□建設、○×建設など5社程ご案内したいと思います。後ほど、
   各々の会社について会社概要を、お送りしますのでお客様の方でご検討下さい。また、紹介会社の営業マンもご訪
   問する予定です。宜しくお願いします――」と言った内容だったそうです。

   電話で社名を聞かされたうちの一社は県外の者でも、聞き覚えのある建設会社でした。

   電話の翌日、突然、佐藤社長が来訪し「(伊豆高原の現場は)当社で施工をやらせて欲しい」旨を告げました。あまりに
   も性急な話だったので、両親も困惑したと思います。

   その時の会話を母がメモを取っていたので記してみましょう。

   佐藤「先般、相談会で予定されている新築物件について当社が任される事になりましたので、宜しくお願いします」
   
     「昨日、“組合事務局”からは5社ほど紹介するので検討して下さいと、お話がありましたけど・・・・。」と、再確認。
   
   佐藤「あぁ、その件は結局、私が組合長(当時)に掛け合い、組合内で了承されました」と、強調しました。

     「それではまるで“談合”に近い性格のものではないのですか?」と、質問したところ、

   佐藤「いえっ、そういった感じではありませんので、ご安心下さい!」と、回答しました。

   佐藤社長は帰り際、小室山の現場を建て主には内緒(良くない事ですね)でお見せしますので、「佐藤建設の品質」を
   ご確認下さいと、付け加えて家を辞しました。

   
   さて、ここで問題が浮上してきます。

   佐藤建設が私どもの建築を途中放棄した後、様々な妨害工作もありましたが、伊東市役所某課のご協力もあり、「伊東建
   設業協同組合」の理事長と専務理事にお会いすることが出来ました。事前に、私どもの質問事項を申し伝えてはありました。

   席上判明したのは
   ・組合から施工業者を紹介した事実は無い(郵送なら切手の出納記録を残すし、宅配での扱いの記録も無い)。
   ・組合の事務局には常駐の女性事務員 勝野真由美が居るものの、(私どもに)電話連絡した記憶は全く無い(発信
    記録も存在しない)との事でした。

伊東建設業協同組合事務局 勝野 真由美は、「電話をした記憶もありませんし、(紹介)文書の発送を佐藤建設から頼まれた事も無い」という。

顔写真は「中小企業静岡(2006年10月号 No.635」より転載。

   また、理事長と専務理事は「組合が業者を斡旋するなら組合員全てが公平になるよう組合加盟社のリスト(当時は25
   社)をお渡しする決まりになっている。5社程度とかの曖昧な言い方もしない」と、力強く私どもに発言しました。加えて、
   当時の理事長にも確認したところ「佐藤社長に(私どもの)家を担当させる様な発言はしていないし、その様な申し出も
   佐藤建設からは無かった」との事でした。

   事長と専務理事とコンタクトを取った場所は、市役所の会議室で某課の課員が同席しております(会話は全て録音し
   ました)。

   それにしてもおかしいですね! 協同組合を名乗る女性からの電話と佐藤建設の動き。そこには何か作為があった
   としか考えられません。
   
   この組合からと“思われる”電話はその後、電話番号が判明し、私どもの代理人(弁護士)もこの件は大変、
   興味を持っております。
   
   電話機には着信履歴が記録されるのです。両親は「ナンバーディスプレー」機能の付いた電話を愛用していましたか
   ら・・・。佐藤社長、電話の主は分かっていますよ。

   佐藤建設は「気になる住まいの相談会」での相談内容を所属組合には全く知らせず、共謀者らと、両親を陥れたので
   す。こんな事が許されるでしょうか――。

   *敬称は略しました


                                       

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