佐藤建設「疑惑の見積もり」公開!
これが悪質業者の騙しのテクニックだ!!

家づくりをする方にとって建築見積の中身は分かりにくく、さらに理解しがたい項目がたくさんあります
「見積額」を建築主に代わって適正価格で交渉し、コストを下げるのも「建築士」の仕事ですが、巨匠は――


□「佐藤建設」の見積もり精査をしない巨匠の悪行

「建築士」は「住宅見積もり」は、適正か否かを調べることも大切な業務の一つだと思います。当然、1級建築士
である巨匠・菊間建築士も、私たちのために見積もりの精査をすると思っていました。

ただでさえ、煩雑で分かりにくいと云われている「新築住宅の見積もり」です。

理解しがたい項目が たくさんあり、騙される温床となっていると云われる「見積もり」を原価ベースで再見積もりし、
建築主に教え、「建築会社」からの“ボッタクリ”を阻止しなくてはなりません。
まさに水際の攻防戦です。

「見積もり」の精査は「建築士」の別の意味で「腕の見せ所」といっても、過言ではないでしょう。

しかし、拙宅の場合は残念ながら「佐藤建設」が提出した「見積もり」を精査するでもなくそのまま採用し、私たちは
不利益を被る結果となってしまいました。

こんな事を書くと、「なんだ、巨匠は商品の適正な流通価格と加減乗除が出来ないだけではないのか」なんて思うかも
知れません。これならまだ、“かわいい方”だと思います。

ここの章は、すぐ家を建てたい、将来、戸建住宅を建てたい方は必見の内容だと思います。

それでは“疑惑”満載の佐藤建設「見積もり」を公開するとともに、それを咎めるでもなく、建築会社との不当利益を享受
するための片棒を担いだ巨匠・菊間建築士の活躍をご笑覧下さい。


□見積もりの面積はバルコニーにフローリングを張った数字

図1をご覧下さい。これは、「主寝室」部分の平面図です。これを元に「佐藤建設」では床面積を算出し、見積もりに
大いに反映させています。


図1 2階「平面図」の一部分。巨匠と佐藤建設は本当に「金儲けのそろばん勘定」は得意だった様です
   「建築主」不在の家造り。「伊東建設業協同組合」では、どのような組合員指導をしてるのか。



それでは「主寝室」の床面積は「○u」になるか、計算してみましょう。「主寝室8帖」と書かれている面積は、
「3640×3640≒13.2u」と、なります。これを面積@としましょう。

次に「書斎コーナー」の床面積です。「1820×1820≒3.3u」と、なります。

これを面積Aとし、先ほどの面積@を加えると、「主寝室」の面積は「16.5u」になります。


それでは佐藤建設・「疑惑の見積もり」を見てみましょう(図2)。赤で囲んでいる場所が寝室で、「床面積」は「19.8u」
と書かれており、図1の平面図で算出した床面積「16.5u」と大きな開きがあります。

佐藤建設・佐藤社長は「図面を元に見積書」を出しているのですから、この様なミスがあるのはおかしいです。
年間、10棟以上を手がける静岡の老舗建築会社で「伊東建設業協同組合」の栄えある組合員でもある佐藤
建設が、簡単な面積の算出を間違えるなんて、考えられない事です。

おまけに「巨匠・菊間建築士」は“素晴らしい金額を出してくれた”と、大絶賛した見積もりです。数回に及んだであろう、
精査を重ね、私たちに「契約させた」見積もりです。

これは一体、どうしたことでしょうか――。


図2 床面積のインチキはまだまだ、他の部屋にもあった。水増しは恐ろしいほどの金額となる。
   そう、床材に合わせて天井から壁、巾木など全ての部材に水増し出来るのです




納得いかない私は、「主寝室」前にある「バルコニー」の面積を、出してみたところ・・・・・・。
「3640×1820≒6.6u」という面積が出ました。これに面積@の「13.2u」を加えてみると、
偶然にも「疑惑の見積もり」の「19.8u」と、ピッタリ合うではありませんか!

さすがに80余年を誇る「佐藤建設」です。素晴らしい、騙しのテクニック(?)だとは思いませんか!?
「バルコニー」にはフローリングなんか張りませんし、当然、珪藻土の壁も要りません。また、軒は在っても、
「天井」はありません。

ちなみに「バルコニー」の床工事は別途、FRP防水による施工費が見積もられていたのです。


□ガレージには装飾窓を付けましょう! さすが老舗ですね!!

佐藤建設の「疑惑の見積もり」には、遊び心も隠されていました。さすがに老舗は、顧客の心を掴むのが上手だと思います。
図3は金属製建具(窓・サッシ)の見積もりです。赤く囲んである所の明細は「駐車場  装飾窓」とあります。
ペア・ガラス込みで「一金64,650円也」。そこそこの値段です。

えっ、駐車場(ガレージ)に装飾窓? なんと豪華なガレージでしょうか。私の知人に「芦屋の六麓荘」にお住まいの方が
いますが、そこの「お金に困っていないと言われる人でさえ」ガレージに装飾窓なんてつけてません。採光窓は在っても、
「装飾窓」は付いていません。

さすが老舗は違います。装飾窓を付けることで、他の家と差別化が図れるとでも思ったのでしょう。しかし、困ったことに
巨匠・菊間建築士の図面を見てもガレージに窓を取り付ける様には、なっていませんでした。

巨匠は佐藤建設の「見積もり」を精査したはずなのに、これまたどうしたことでしょうか。
本当にお二人の思考は分かりません。


図2 金属製建具にはガレージの装飾窓が見積もられていた。理解に苦しみます
  
                                                            こんなおしゃれな窓が
                                                       伊豆高原ライフを演出!


□でんじろう先生は来てくれるかな

佐藤建設の「疑惑の見積もり」も、ここまで来ると“お笑い100連発”です。
さて次の「疑惑」じゃなく「お笑い」は、給排水。インフラの一つですが、またしても巨匠・菊間と佐藤建設は
やってくれました。

本当に建築主を退屈させません!

図3をご覧下さい。赤く囲んだ所は「三口水栓・T44C」と書いてあり、単価は一万円もする高級品の様相です。
さて、このT44Cですが型番から調べてみると、トンでもないことが分かりました。


図3 佐藤建設に「カタログを見せて下さい」と、頼んでも頼んでも、持ってきてくれない理由がやっとわかりました。



図4 私たちは庭の散水用に複数の蛇口が付いた水栓を頼んだのですが、実際に巨匠と佐藤建設がオーダーしたのは
写真の様な代物でした


T44C――私が調べたところ、TOTO製の「壁付化学水栓」がヒットするではありませんか!
「化学水栓」ですよ、「化学水栓!」

お断りしておきますが、拙宅は学校ではないですし、怪しげな研究室でもありません。あくまでも「個人住宅」
なのです。巨匠と佐藤建設は本当に何を、考えていたのでしょうか。

こんな物を個人で付けたのなら「サイエンスプロデューサーのでんじろう先生」でも呼んで、科学の実験でも
してもらわないと、割が合いません!

今考えれば、巨匠・菊間建築士と佐藤建設に「カタログを見たい!」と、何度言っても実現しなかった理由が
わかりました。

流石に理系ご出身のお二人です。私の様な文系出身者とは、頭の出来が違うのでしょう。この様な「代物」を個人宅に
付けるという発想は出来ませんから。

でも、私は凡人で良かったとこの時、改めて思いました。

ちなみに私たちが希望していた商品は、次の物でした(写5)


写5 個人宅にはこの様なレトロ調が似合うとおもふ



ちなみにこの商品は見栄えも良いのに、価格は安くたったの、2,800円(税込み)でした。

これが「伊東の業者」の素晴らしい、一面だと思います。やはり、巨匠・菊間建築士と佐藤建設は「伊東市」で
一目置かれている立派な方々なんだなぁと、敬服しました。

そして、伊東の建設業者の懐の深さを実感したしだいです。日本は狭いようで、広いと感心する限りの「疑惑の見積もり」です。

「見積もり」は、本当によく精査してみて下さい。


 

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