「腕の悪い大工がやったんだ!」
佐藤社長の呆れた発言

建築現場が整理整頓されていない業者は使わない方が良い――。そんな言葉が当てはまるのが佐藤建設でした。
お願い事でも、「忙しいんだ!」の言葉で簡単に片付けてしまう体質は特筆ものだと思います


□建築資材で煙草の火を消す職人

2008年で創業80年を迎えた「佐藤建設」。静岡県下でも、老舗の存在という。多い時には、年間12棟もの物件を
手掛けたとか。大手ハウスメーカーに追いつけ追い越せと、日々、研鑽を怠らない「企業姿勢」は買いますが、如
何せんスタッフの人材育成はまだまだ、未熟だった様です。

私たちの物件は、佐藤建設の「社員大工」ひとりと外注の大工(建築三浦)の合計二人で、施工を行っていま
した。当初の約束では「(佐藤建設で)一番、腕の良い大工をまわします!」と言っていたのですが・・・・。

軸組みを始めて数日経過した頃、現場を訪れた私は唖然としました。どこからやって来たのか見ず知らずの人間が
私には目もくれず、軸組みの作業場に入り、おもむろに煙草を吸い始めたではありませんか。

佐藤建設の大工は注意するでもなく、逆にその不逞の輩と談笑を始めたのには驚くと同時に呆れてしまいました。
これはマナー以前の問題です。「煙草人間」に“禁煙場所でしょ!?”と言うと、あろう事に火のついた煙草をこれ
から使う、建築資材にこれ見よがしにこすりつけ、消化する始末。もう、何をかいわんやです。その人間は、他の
現場に居た佐藤建設の下請け大工(最近分かりましたが建築三浦の“三浦忠夫社長”という輩です。「疑惑の
請求書」でも登場します)でした。

この「煙草事件」が佐藤建設に対して、不信感を持つ、端緒でした。些細な事から疑問は浮上するのです――。

ここのページの内容は現在、係争中の案件が多数含まれるため、詳細をあまりお教えすることは出来ないのが
残念です。

それでは、佐藤建設の「問題箇所(私はあえて欠陥とは書きません)」のいくつかをお見せします。


これが『老舗の底力で創り上げる本物の家』のほんの一部です!                                               

  
                                                                 
基礎伏図では「束石」(高さ150ミリ・四辺200ミリ)があることになっているのに実際は、粗末な硬質
ゴムを着けただけの床束。右側の床束は硬質ゴムもありません。両方の床束とも、土間と接合する
L字金具は、ねじで固定されていませんでした。根がらみ貫ぐらいは入っていると思いましたがそれも、
ありませんでした。は本来の正しい施工方法です。床を調べてみると、ご丁寧に床鳴りを防ぐPE
シートも、入れて無い事がわかりました。

アンカーボルトの締め付け具合。アンカーボルト自身は、地震や台風時の
建物の浮き上がりや、横ズレを防止するためのもの。この施工では横圧が
あったらナットが抜けてしまう危険性があるそうです。

色々なアンカーボルトの仕様書を見ると、ねじ山は3山以上ナットよりも出
すよう
に規定されています。佐藤建設の施工では、ねじ山がナットに隠れ
てしまっています。この様な施工場所が何箇所もありました。

ある行政機関からは、『この様な不良箇所が何箇所あるのか』との問いがありました。
私は把握しているだけで「○○箇所あります」と答えたところ、『危険です!』とコメントがありました。


これらは『老舗の力』が奏でる“わび”というモノでなのしょうか。 私は若輩者の無粋な人間なため、残念ながら
よく分かりません。

しかし、一級建築士らで構成される第三者機関の方は、「欠陥」という言葉でこれらを表現して下さいました。この
2文字の方が何だかしっくりするからまた、不思議です。

これらの施工方法を見ても菊間建築士は何の注意も是正指導もしませんでした。監理者と言う立場なのに問題
ですが、佐藤建設と“共犯”なのですから仕方がないでしょう。

菊間建築士に支払った「設計・監理料」の監理料とは・・・・・。

こんな杜撰な施工方法について私が、佐藤社長に直接聞いた事があります。しかし、その時言い放った言葉が
「腕の悪い大工が施工したんだから仕方が無い!」と、謝罪どころか悪びれる様子はありませんでした(そ
の時の記録は音声ファイルがあります)。

たとえ腕が悪くても、部下の大工を擁護するのが上に立つ人間の姿だと私は思います。

しかし、佐藤建設の病巣はもっと深いものがありました。

悪事はいつか露呈します。建物そのものが証拠なのですから。それを隠蔽することは出来ません。
工事中に何気なく撮った写真が、全てを如実に語ってくれます。

悪事は工事中に始まっていたんだよ、と――。


 


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